ひとくくりに「通信制高校」と言っても、たくさんの高校があります。
通信制高校だから誰でも簡単に卒業できるというわけではなく、その子に合う・合わないもありますし、高校によって色々あります。
この記事では、通信制高校の選び方のポイントを紹介します。
通信制高校の選び方のポイントは大きく3つ。
- 集団か個別か
- 学費
- どんな高校生活になるか
この3つのポイントを抑えながら、あなたに合った通信制高校を選ぶことになります。
そして最後に一番大切なポイントがあります。
それは、卒業後のことまで一緒に考えてくれる高校かということです。
では順番に見ていきましょう。
選び方のポイント1・集団か個別か
通信制高校を大きく2つに分けるとすれば、集団か個別かです。
集団とは、全日制高校のようにクラスがあり、登校する日が決められている通信制高校。
個別とは、自分の都合の良い時に登校したり、呼び出された時だけ登校する通信制高校。
どちらも同じ高卒資格が取れます。
集団のクラスがあり、登校日時が決められている通信制高校が良いですか?
それとも、自分のペースで学習を進められる通信制高校が良いですか?
選び方のポイント2・学費
通信制高校の学費は、高校によってピンキリです。
まずどの通信制高校にも必要なのが入学金などの、初年度にかかる学費です。
だいたい、どの通信制高校も10万円〜15万円ぐらいです。(by私調べ)
そして、単位代金。
単位代金も高校が独自に決めているのでピンキリですが、就学支援金を受け取れる場合には、あまり大差がありません。(by私調べ)
そして、諸費。
諸費は、通信制高校によって様々は名前がついています。
高校独自の項目も多いので、学費のことで気になることは通信制高校に直接聞いてみましょう。
学費が高いか安いかについては、通信制高校で卒業までにどんな充実した高校生活を送ることができるかによっても捉え方が変わるでしょう。
通信制高校でどんな高校生活を送ることができるかについてもよく調べることが大切です。
選び方のポイント3・どんな高校生活になるか
通信制高校で、どんな高校生活を送ることができるのかは、本当に大切なポイントです。
通信制高校によって特色があります。
パンフレットを見ればわかると言いたいところですが、パンフレットを見てもよくわからないと思います。(by私調べ)
一般的に通信制高校ってどんなところかな?という疑問を解決するにはパンフレットやホームページを見ればわかります。
でもパンフレットには一部の情報しか書いていないので、その通信制高校であなたがどんな高校生活を送れるかは、パンフレットを見ただけではわかりません。
実際に、気になる通信制高校を訪問して、そこの先生に話を聞いてみるのがおすすめです。
一番良い方法は、近所で通信制高校に通っている人に「あなたの通っている通信制高校ってどんなの?」と聞いてみるのが良いですが、統計的に見て近所の知り合いで通信制高校に詳しい人を見つけるのは難しいかと思います。
気になる通信制高校を訪問して、話を聞いてみましょう。
- 不登校気味だけど高校卒業できるかな?
- どんな人が通っているのかな?(馴染めるかな?)
- 勉強が苦手だけど大丈夫かな?
- 通信制高校を卒業後はどんな未来があるのかな?
気になることは直接聞いてみましょう。
通信制高校選びで最重要なこと
上記3つのポイントで、通信制高校をいくつかまで絞れたと思います。
そこで、一番大切なポイントをお伝えします。
それは、卒業後のことを一緒に考えてくれる高校かどうかということ。
通信制高校に限らずどの高校にも同じことが言えますが、高校卒業したら終わりではありません。
高校卒業してからどうするのか、それを一緒に考えてくれる高校を選ぶことが大切です。
- 就職の対策は(具体的に)どうしてるのか
- (全国的にではなくて)そのキャンパスから就職してる子はどのくらいいるのか
- 進学の対策は(具体的に)どうしてるのか
- (全国的にではなくて)そのキャンパスから進学した子の実績はどうなのか
など、心配な方は卒業後のことを具体的に聞いてみるのが良いでしょう。
通信制高校は全国から入学が可能なので、全国の就職事情や進学実績はホームページやパンフレットに記載されていることがありますが、実際に通学するキャンパスでの実績はどうなのかを確認することが大切です。
通学するキャンパスによっては指導者が違うこともあるからです。
繰り返しになりますが、実際に通学するキャンパスではどうなのかを知ることが必要なのです。
レポートやテストの難易度は?
選び方のポイント、おまけです。
通信制高校に寄せられる質問で「レポートは難しいですか」と聞かれることが多いですが、
難しく感じるかは人によります。
全日制高校には偏差値があり、この高校のテストはこの難易度、みたいな感じで高校の先生が作っていきますが、通信制高校には偏差値がありません。
偏差値がないので、レポートの難易度を表現するのは難しいです。
実際に「レポートが難しすぎる」と言ってくる子は、私調べですが40人に1人ぐらいの割合です。
通信制高校の場合は、1回の提出で点数が足りなくても、期限に余裕があればやり直しをさせてくれるところが多いので、レポートの難しさはそこまで気にする必要はないと思います。
時間に余裕を持って勉強に取り組むと、なお安心ですね。
学習センター(サポート校)では個別にレポートの質問なども受け付けてくれるところが多いので、勉強が心配な方は、気になる通信制高校に直接聞いてみてください。
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