通信制高校のスクーリングは、高校を卒業するために必須のものです。
スクーリングは必ず出席しなければいけないのですが、通信制高校によって出席の方法が違ったりします。

この記事では、通信制高校のスクーリング形態の比較をしてみたいと思います。

通信制高校のスクーリングとは?

スクーリングとは、通信制高校を卒業するために必ず必要な授業のことです。
スクーリングに出席することで、高校卒業の条件を一つクリアすることができます。
スクーリングでは集団授業をすることになっています。

念の為、通信制高校を卒業するための条件をおさらいしましょう。

  • 課題の提出
  • スクーリングへの出席
  • 認定試験の合格

後は特別活動への参加なんかも卒業のための条件にはなりますが、まず大事なのはこの3つです。
通信制高校を卒業するために、どんなにしんどくてもスクーリングは出席しなければいけません。

スクーリングの比較

通信制高校を卒業するために必要なスクーリングですが、通信制高校によってスクーリングのやり方が違います。

スクーリングは絶対に出席しなければいけないので、できるだけ自分に合った方法でスクーリングを行なっている高校に行く必要があります。
通信制高校が近いから、安いから、という理由ももちろん大切なのですが、卒業できなければ意味がありませんし、できるだけ精神的な負担の少ないスクーリングを選ぶことが大切です。

スクーリングのやり方には大きく分けて3種類あります。

  • 毎週スクーリングがあるタイプ
  • 宿泊必須のスクーリングがあるタイプ
  • 日帰り可能なスクーリングが年間数日あるタイプ

詳しく解説していきます。

毎週スクーリングがあるタイプ

毎週スクーリングがあるタイプの通信制高校は、できるだけ学校に通いたいと考えている子に合っています。
全日制高校のようにクラスがあります。

スクーリングの内容は、集団授業もあればホームクラスのような形もあります。

通信制高校でワイワイした高校生活を望んでいる子には向いているかと思いますが、ワイワイするタイプの子が多いので、賑やかなところが苦手な子にはしんどいかもしれません。

宿泊必須のスクーリングがあるタイプ

宿泊必須のスクーリングがあるタイプの通信制高校は、スクーリングを最小の日数で終わらせたいと考えている子に合っています。
宿泊が必須なので、初めて会う子たちと一緒に宿泊することになります。
宿泊の日数は3泊4日だったり、4泊5日だったり、通信制高校によって異なります。

宿泊費用は実費になりますので、高額の旅費が必要になります。
また、万が一スクーリングの日に体調不良になってしまうと単位が取れないこともあります。

スクーリングの内容は、集団授業もあればアクティビティもあります。

旅行気分で楽しめるという子には向いていると思います。

日帰り可能なスクーリングが年間数日あるタイプ

日帰り可能なスクーリングが年間数日あるタイプの通信制高校は、体調と相談しながらスクーリングに参加したいと考えている子に合っています。
日帰り可能なスクーリングというのは、住んでいる地域で行われるので、移動が最小限で済みます。
このタイプのスクーリングは3クールに分かれているので、万が一スクーリングの日に体調不良になってしまっても、次のスクーリングで挽回できる可能性が高いです。

スクーリングの内容は、集団授業です。語弊を恐れずにいうと、「静かに座っているだけ」です。

ワイワイした高校生活を送りたいのか、最小日数のスクーリングで終わらせたいのか、体調と相談しながら高校卒業したいのか、通信制高校を選ぶ時には自分にとって最適なスクーリングかどうかを見極めるのも大切なポイントです。

鹿島学園高校のスクーリングは年間数日タイプ

鹿島学園高校のスクーリングは、年間数日タイプです。
住んでいる場所から通えるところのスクーリング会場に行き、朝からなのか昼からなのか(科目によります)、集団授業を受けます。

例えば、高校2年生で転校してきて、仮にですが20単位取れるように計画したとします。
鹿島学園高校ではスクーリングの機会が3回あります。夏、秋、冬です。その中で、自分の取っている科目に出席すればい良いのです。
夏のスクーリングに行って、秋にスクーリングに行って、全部出席できれば高校2年生のスクーリングは終わりです。もし夏のスクーリングに行けなくても、冬のスクーリングに出席すれば無事に単位を取り終われるでしょう。

集団に不安がある子もいます。
保護者の方と一緒にスクーリングに出席している子もいます。

みんなそれぞれの事情があるので、誰も冷やかしたりしません。
自分のペースで頑張れるというのは鹿島学園高校の良いところだと思います。

先生先生

この記事が通信制高校選びの参考になったなら幸いです。